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【基本解説】謎解き公演って何が行われてるの…?(ホール編)

この記事はこんな疑問を持っている方にオススメです。

  • 謎解き公演って何?テレビでよく見る謎解き問題をたくさん解くの?
  • 謎解き公演に初めて行くけど、何をするのか想像が全くつかないので、事前に流れを知っておきたい。

今回はホール型公演を例に、謎解き公演の一連の流れについてご紹介します。

※公演の種類については別の記事で詳しく紹介しているので、ホール型公演って何?という方は以下の記事を参考にしていただけるとより理解が深まりますよ。

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ホール型公演の流れ

公演によっても異なりますが、大体の流れです。

時間配分は制限時間60分。全体で120分の公演を想定しています。

チームの謎解き力に左右されるので、あくまで目安ですが、このくらいの時間配分でやっていくとゲーム全体を楽しむことができます。もし、小謎や中謎で詰まってしまっても、ヒントをみて進めていけば最後のステップまで辿りつくことができますよ。

全くヒントを見ずに進めて途中のステップで時間切れになってしまうよりは、ヒントを見てでも最後までたどり着いて、考え抜いたほうが満足度が高く感じられるのでオススメです。

ここからは会場に着いてから、公演終了までの流れを解説します。

脱出成功に役立つポイントも紹介するので、ぜひ成功の足掛かりにしてくださいね。

会場に到着

チケットを見せて会場に到着したら、まずはチームに振り分けられます。

グループチケットを購入していれば一緒に来た仲間のみのチームになりますし、通常チケットであれば謎解き経験などを考慮した上でスタッフさんがチームを割り振ってくれます。

ここで、グループチケットじゃないから友達と違うチームにされて1人ぼっちになったらどうしよう…。と心配になる方もいるかもしれませんが、スタッフさんも参加者が楽しめるようにその辺りは配慮してくれているので大丈夫です。

私は5年間以上2~4人ほどでグループチケットを買わずに公演に参加していますが、一度も別のチームに振り分けられたことはありません。だだ、通常チケットは同じグループになることを確約されているわけではないので、どうしても心配な場合はチーム人数を集めてグループチケットを購入するか、10分前など早めに会場に向かった方が良いでしょう。

チームが決まって自分のチーム番号の席についたら、同じチームの人にご挨拶をして、最初に置かれている資料やゲームの説明書に目を通しましょう。机の上に置いてあっても、ゲームが始まるまでは触ってはいけないものもあるので、どれを見てよいかスタッフさんの説明をよく聞きましょうね。

最初に置かれている資料や説明書はこれからゲームを進めていく上で必要な情報が書かれています。ゲームが始まってから読むと時間を大幅にロスしてしまうので、事前にしっかり読み込んで公演が始まるのを待ちましょう。そのためにも、ゲーム開始ギリギリの時間に会場に着くのではなく、余裕を持って行くことをオススメします。

ルール・状況説明

予定時刻になると公演が始まります。まずは、プロローグに当たる部分です。

ストーリーを司会者が説明してくれたり、寸劇や映像が流されたりします。

このパートは制限時間には含まれていませんが、ラストに使う大切な情報をさりげなく伝えられていることがしばしばあります。

今いる場所の設定、登場人物の名前、ゲーム中に使用するシステムの特徴などを把握し、プロローグでストーリーに入り込んでおけると進行がスムーズになります。

始めのうちは大切だと思っていても、ゲームの終盤になると忘れてしまっていることが多いので、直感的に気になったことはメモを取っておきましょう。

小謎・会場探索

ここから制限時間60分がスタートします。

公演によりますが、複数枚の用紙に書かれた謎を解くことが多いです。テレビでよく見るいわゆる”一枚謎”が出題されやすいのがこのステップです。

目の前にある用紙だけで解くことができるものもあれば、会場内を巡って情報を探し出し、用紙の問題と組み合わせて解かなければいけないときもあります。

最初は物量が多いので、チームで役割を分担してとりかかることが大切です。

答えを導けたら会場に用意されたチェックポイントで回答を確認してもらったり、端末に入力したりすることで正誤判定を行い、これらを1~2回繰り返したら次のステップに進みます。

使用した用紙は再利用することもあるので、どこに行ったかわからなくならないように整理しておくと後々の進行がスムーズになります。

中謎

ストーリーが大きく展開していくステップです。

重要イベントが発生しやすく、特に全員が必ず行くチェックポイントでは些細な情報も見逃さないよう全神経を集中させましょう。

チェックポイントの登場人物が話したこと以外にも、置いてあるものや聞こえる音などうっかりしていると見逃してしまいそうな細部にまで情報が散りばめられている場合があります。

小謎よりもチームで協力しながら進める作業が多くなり、簡単ではないけれど絶対に解くことができるという絶妙な難易度の謎が出されることが多いので、ヒラメキが連鎖していくとても気持ち良いステップです。

ストーリーを全力で楽しみながらも情報には常に目を光らせる立ち回りが必要です。

大謎

成功・失敗の結果を分けるステップです。

順調に進んでいたストーリーが急展開していき、絶望的な状況に陥ります。

今までの情報を丁寧に振り返りながら、冷静かつ大胆な発想で対応していくことが求められます。思いついたことはどんどん口に出して試してみると、新たな発想が生まれるかもしれません。

ラストは途中までしかヒントがなく、ヒントを見ても”ここから先は自分達の力で考えよう”と書かれています。チームの総力を挙げて大謎に挑みましょう。

大謎の回答を提出した時点で、「あなた達のチームは脱出成功ですよ」と教えてくれるものもありますが、解説まで結果がわからないものもあります。

制限時間ギリギリまで諦めずに考え抜きましょう!

解説・エピローグ

制限時間が終了し、解説に入ります。60分間おつかれさまでした。

脱出できなかった!というチームはどうすればよかったのか解説を聞いて学び

脱出できた!というチームは振り返りとして楽しみながら聞きましょう

解説は後半の中謎あたりから行われることが多いです。

小謎の解説はほぼ行われないので、チームの中で小謎の解説も知りたいという人がいたら、公演終了後にチームのメンバーが教えてあげてくださいね。

中謎まではほどんどのチームが通過できていると思うので、そこまでは余裕を持って聞くことができますが、緊張が走るのが大謎の解説。

制限次回内に「脱出成功です。」と教えられていない限りは、油断は禁物です。

脱出できた!と思っていても、実はまだ見逃している部分があり、真の回答は他にあるかもしれません。

「本当にそれでよかったのでしょうか…?」という言葉で、一気に不穏な空気が漂います。

真の回答の存在に震え上がることもしばしば…。「脱出成功チームです。」とはっきりと言われるまでは真剣に解説を聞きましょう。

ここで脱出成功チームとして発表されれば、安心。思いきり喜びましょう。

失敗でも惜しいところまで行けた自分たちを労ってくださいね。

成功チームが発表された後は、その後のストーリーの寸劇や映像が流されます。それぞれ色々な感情があるかと思いますが、ゲームの余韻に浸りながら鑑賞しましょう。

イベント終了

これでイベントは全て終了です。アンケートを書いたり、解説中に気になった謎を確認したり、各々の時間を過ごしましょう。机の上の簡単なお片付けもしてあげてくださいね。

フォトスポットが解放されるので、写真を撮ると思い出に残りますよ。

同じチームの人と感想を語り合いながら会場を出ましょう。

さいごに

今回の記事では謎解き公演の流れについて解説しました。

謎解き公演では、テレビで見るような一枚謎を解くだけでなく、ストーリーに沿った謎が展開され、時には大胆な行動をしたり、仲間と協力して1つの作業をすることが求められます。

途中でわからなくなってしまっても、ヒントがあるので進めることができますし、どうしても困ったときはスタッフさんに聞けば最後の謎の答え以外は助けてくれるので、安心して参加してくださね。

それでは、謎解き公演を楽しんできてください。いってらっしゃい!